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2014年8月5日火曜日

旅の始まり

携帯からこんにちは。

ノヴォシビルスクに着くまでのとりとめのない話を、当時書いた日記を元にまとめます。


日本を出て、北京空港。

14時間の待ち時間を甘く見ていました。次からは面倒臭がらず、空港で手配してホテルに泊まろう。

モスクワの乗り換えだったら、ぼーっとしていてもリスニングの勉強になって9時ぐらい余裕だったのです。

でも中国人のやかましい感じには1時間もすると耐えられなくなりました。

言葉が分からないとつまらない。


фото.JPG を表示しています

ラーメンも美味しくなかった。


Wi-Fiがつながるのは中国の電話番号を持っている人のみでした。

今思えば、頼めば誰か繋げてくれたのかも知れない。でもここにも言語の壁が。



街に出るにも夜だったし1人なので断念。

帰りの乗り換えでは昼だったのと、仲間がいたので北京を歩けました。

(また改めて記事にします。)



ひたすら人間観察。

臭い女の子がゴミ箱を漁っていても空港職員は知らん顔。

アジスアベバ行きの飛行機に乗る、背の低い女性集団。

カフェでドリンクのサイズを『小』と答えたら中国人と間違われて

中国語でベラベラ話しかけられて困惑。

仮眠を取る団体客に紛れてうたた寝。

(でも気が気で寝られない)




ようやく朝の4時にチェックイン、ウイングで7時発の飛行機を待つ。

荷物も預け、周りにロシア人が増えてきて安心したのか爆睡。




起きると腕時計が7時を指している。

ゲートは閉まっており、飛行機も来ている。

今にも飛び立つかのよう。








周りには誰もいない。






『やばい、寝過ごした!!!!!!』









でもまだ飛行機はいるし、

ギリギリ間に合うのではと思い、

搭乗口のガラス戸を叩く。

しかし、

中の従業員はNOのサイン。




『えー!入れて下さい!!

お願いします!!!!

DON'T LEAVE ME!!

I'm flying now!

пожалуйста!!!!』


と半狂乱半泣きでガラス戸を叩いていると、

後ろから3人の中国人のお姉さんに声をかけられる。でも中国語分からない。





私はあの飛行機に乗るんだ、ここを開けて下さいと懇願し、

なんで起こしてくれなかったのかと抗議。

すると1人のお姉さんが英語で言う。

『落ち着いてください、フライトはまだです。』



『まだ?』



『搭乗までまだ1時間もあります。』



『まだ飛んで無いんですか?』



『これから飛びます、大丈夫です。』











Σ(゚д゚lll)









種明かしは本当に単純で、

腕時計が日本時間のまま、

現地時間よりも1時間進んでいたのでした。

寝ぼけるにも程が有る。

しょうもないですね。

お姉さんたち、すみませんでした。






すっかり目も覚め、恥ずかしさと安心を共有する相手もおらず、

1人でぼーっとすること30分。

だんだんロシア人が集まって来て、

今度こそ搭乗。







窓  夫  妻  私  通路

という席で、若いロシア人夫婦と隣でした。

先に座っている私を見て、旦那さんが目を丸める。


旦那さん『隣が太った奴じゃなくて良かったな』

奥さん『本当ね、全くのチビっ子じゃない』


それは私も願っていたことですよ、と普段なら言うんだけれど、眠すぎて舌が回らない。


一眠りして起きると、旦那さんのイビキのうるさいこと。

奥さんと目が合い、苦笑する。
奥さんのまつ毛は青い。










私『ノヴォシビルスクにお住みですか』



奥さん『わっ!びっくりした、ロシア語分かるのね。そうよ、あなたは?』



私『日本から来ました。ノヴォシビルスクの子どものラーゲリでボランティアをするのです。日本語と英語の先生です。』



奥さん『へぇ。日本語って難しいの?』



私『アニメや漫画が好きな人には、そうでもなさそうです。あなたたちは北京で観光ですか?』



奥さん『そうね、あと買い物。』



私『買い物?どんな?』



奥さん『子どものためにね』



私『お子さんがおられるのですね!女の子?』



奥さん『2歳と4歳の坊主が2人。』



私『へぇ、今はおばあちゃんちに預けてるんですか。』



奥さん『そうよ。育児から解放されて休みたいじゃない?』



私『なぜノヴォシビルスクで買い物しないのですか?』



奥さん『狂ったように高いからよ!

食べ物は安いし、住むには便利で子どもを育てるにもいいけど、日用品やらが高いの。』



私『なるほどね。』



会話の最中にも旦那さんのイビキは響く。



奥さん『ごめんなさいね。』



私『いえ、とんでもない。』



奥さん『あなた若いね。何歳なの?私はもう38よ。』



私『38!!28ぐらいに見えますよ。お世辞でもなく、本当に。青いまつ毛が似合います。』



奥さん『ありがとう。』



お別れには、3つ持って来ていたデンデン太鼓をプレゼントしました。



私『誰か小さい子か、お母さんにあげたいと思って持って来たんです。記念にどうぞ。』



奥さん『アハハ、何これ面白いわ、あなた見てよ、起きなさいよ』








今回の旅の最初の良き思い出。



話は初夏のノヴォシビルスクに続きます。